こんばんは😊
さゆりんです。
今はコロナ禍で、現場実習に出られなかった看護学生さんも多くいらっしゃると思います。
出産を機に現場を離れたけど、子育てが一段落して復帰を考えている潜在看護師さんもいらっしゃるかもしれません。
今日は、病棟ナースとして働く私の1日をご紹介します。
病棟看護師の仕事のイメージがつかめなくて不安という、4月から就職が決まっている新人看護師さん
長く現場を離れすっかり忘れてしまったという潜在看護師さん
そんな方々に是非読んで頂きたいです。
この記事を読めば、病棟の1日ってこんな感じなんだとイメージがわくはずです。
基本情報
■職場:回復期リハビリテーション病棟、ベッド数は60床。
■患者数は58人。まあまあ、多い方です。
■勤務時間:日勤:8:30~17:15の勤務
■スタッフ数:看護師6人、療養介助員(介護士)2人(土日)
回復期リハビリテーション病棟とは、脳卒中や骨折後のリハビリを目的とした患者が入院する病棟です。
勤務の始まりと後は、更衣棟から病棟までの移動・更衣の時間として10分が認められているので、
実際の仕事の時間は8:40~17:05です。
8:30 出勤
いつもはギリギリに病棟に着くのですが😅 今日はいつもより少し早く病棟に到着。
新人さんや、配属されて間もない人はもっと早くに出勤してくる人が多いです。
まず、今日の受け持ち部屋を確認します。
私の今日の受け持ち患者数は10人でした。少ない方です😉
リーダーでそんなに重い(大変な)部屋じゃなかったので一安心
40分まで情報収集します。
ここで、受け持ち患者の処置や必要なケア内容が収集できるとベストなんですが、
リハビリの時間・上がっている看護計画しか取れませんでした。
新人さんたちが早くに出勤してくるのは、業務開始までにできるだけこの情報収集を済ませたいからです。
業務が開始すると患者さんの対応などをしながら、情報を取らないといけないので、気持ち的に余裕が違います。
8:40 夜勤者からの申し送り
リーダーは夜勤者からの申し送りを聞きます。
そして、日勤メンバーに引継ぎをします。
夜間帯、大きな出来事や、状態変化のあった患者などもなければ、とりあえずホッとします
今日は落ち着いていそうです😃
ナースステーションで申し送りを聞いている最中から、、、
常に2~3人はいますよね、大声を出したり、こちらの話が伝わらない患者さん。
一人で部屋にいると、転んだりする心配のある患者さんが、ステーションなどスタッフの目の届く所でで過ごしてもらうことがよくあります。
今日もちゃ~んといました。
「ねえ、私いつになったら帰れるの?」とず~っと話しかけてくる患者。
「すみませーん。ちょっと!」と大声を出している患者。
今日も1日、この訴えを聞きながら、その都度説明をしながら、仕事をこなしていきます😔
もし、夜間帯で体調の変化などがあり、医師に診察を依頼する必要がある場合は、
この段階で行います。
検査や処置が必要になることを考えると、早めに動いたほうがいいです。
8:50 患者さんの検温
電子カルテのワゴンに血圧計・体温計・パルスオキシメーターを乗せて、
9時からリハビリが入っている患者さんの検温に行きます。
急性期と違って、ほとんど状態の安定した患者さんばかりなのでいいんですが、
できれば、リハビリに行ってしまう前に検温は済ませておきたいです。
ただ熱や血圧を測るだけなら時間はかかりませんが、話しだすと長い患者さんもいます。
介助や安全のため見守りがないと動けない患者さんが多いので、
検温に回っている間もナースコールは鳴りっぱなしです。
検温一つですらスムーズに回れないもどかしさ、、、🤣
昼間用の服に着替えの介助もしないといけないんですが、今日は2人位間に合いませんでした。
ナースコールと連動している電話を持ち歩くんですけど、
それでどこが鳴っているか確認して自分の受け持ち患者さんじゃなければ、
「お願いだれか行って」としばらく自分の事をやっちゃってます😅
ナースコールの内容はトイレが多いですね。
ナースコールに出て要件済ませて、受け持ち患者さんの元に戻ってを繰り返しながら、
検温やお薬を自分で管理している患者さんの残薬確認などをこなしていきます。
あとはこの時期、コロナのせいで面会禁止で洗濯物など、病棟入口のインターホン鳴らしてもらい、
入り口で荷物だけの受け渡しになっています。
週末だったので、そういった患者家族の対応、今日は多かったですね。
9:30 事件が起きました😱😱😱
患者さんの薬の数を数えていると、隣の部屋からドンッて聞こえたんです。
「えっ 絶対気のせいだ」👈願望
誰かの大声も聞こえてきて、駆け付けたら はあああああああああああああああ😱😱😱😱
転んでるやないかーーーーーぃ
しかも頭打ったって言うし。あのドンって音からして相当強く打ってるよね。
もう、最悪じゃ~ん😭😭👈まず患者さんの心配しよう!!
患者さんが転んだり、何かインシデントが起こると、「仕事が増える」って事が真っ先に思い浮かぶのは看護師あるあるでしょうか?(私だけ?)
一人で動いて危ない患者さんにはセンサーがついていて、ナースコールと連動しているのに、
確かにナースコール聞こえてたけど、まさかこことは思わないし、薬の数数えてたし、、、😭
ベッドへ横になってもらって、日直の先生に診察依頼、頭打撲してるからCT検査。
今日の日直の先生優しい先生でよかった~
検査の結果特に問題なかったからよかったよぅ😭😭
頭を打撲して検査もしたので、ご家族へ電話で報告。
穏やかにそうですか、すみませんと言ってもらって、ほっとしました。
インシデントと、ご家族への報告内容(誰に報告して、どんな反応だったか)を記録します。
10:30 検温などの続きをこなしていきます。
検温の途中で患者さんが転んで、その対応をしていたため、検温がまだ全員終わっていませんでした。
検温の続きをしながら点眼の介助など必要な処置をして、記録を書いたりあっという間に時間が過ぎます
11:00 経管栄養
経管栄養(鼻からのチューブで栄養剤を胃に注入する)をやって。
昼の薬の確認もしていきます。(薬とカルテの指示があっているか照合します)
11:30 食堂へ患者さんを誘導
ベッドから起こし、食事前のトイレ誘導・介助をします。
12:00 昼食の配膳
配膳も患者さんが多いと大変です。
名前を確認して、食器のふたを開けて、ドレッシングなどの開封も介助します。
高齢者や脳卒中の後遺症で、食物の飲み込みに障害がおこることもあります。
水分にとろみを付けたり、食べこぼしがあるため、食事用エプロンをつけたりもしていたら、
配膳にも時間がかかります。
薬を配り飲ませます。
錠剤を落とさないように、また飲み込めたかどうかの確認もするので、配薬も大変です。
配膳や薬を配る時は、患者さんに名前を確認(名乗ってもらう)しますが、
毎日、毎回名前を聞かれるので、患者さんもうっとうしく思うんでしょうね😅
「何で毎回毎回、いちいち名乗らないといけないんだ!!」
と怒り出す患者さんが時々います。
罵声を浴びることの精神的ストレスは少なくありません😥
そんなときでも名女優になりきらなければなりません😣
『白衣の天使』という役に🤣
「患者さん一人ひとりの安全のため、間違いがあってはいけないので確認させてもらっているんですよ」
と、できる限りの平常心を心がけながら説明します。
12:30 休憩
11時からの休憩と交代で休憩に入ります。
なんだけど、午前中はインシデントがあり記録も進んでいないため、ちょっとカルテ入力をします。
休憩時間をカルテ入力の時間に充てる人はけっこういます。
実際は12:40~13:45休憩しました。
13:45 内服確認
薬を自分で管理している患者さんの内服確認に回ります。
患者さんのベッドサイドの環境整備(クロスで拭く)に回ります
午後は比較的、残りの処置やナースコールの対応、看護記録などで時間が過ぎます
今日は朝転んだ患者さんがいたので、インシデントレポートやその他のカルテ入力をします
インシデントがあると本当に面倒なんです!
余計な仕事が増える😢 お願いだから勝手に動かないでって思いますよね
15:00 このころには限界がやってきます。
ナースステーションにいる患者さん、まだ言ってます。
「ここはどこなの?タクシー呼ぶから教えて」
家に帰るために必死です。
否定しない、傾聴が基本ですが、このころには、もう聞くのも限界です😳耳ふさぎたい
16:00 経管栄養
夕方の経管栄養を実施します。
日勤メンバーから申し送りを聞き、夜勤者用の申し送り用紙に追加・修正をしていきます。
16:30 パジャマへの更衣の介助
1日のリハビリを終えたら、パジャマへの着替えをしていきます。
介助すれば速いですが、リハビリの一環として着替えをするので、基本見守りです。
できない所は介助しますが、患者さん自ら着替えるのを見守っているので、時間はかかります。
着替えが済んだら、夕飯のために起こしてトイレ誘導・介助して食堂へ誘導します。
16:55 夜勤者への申し送り
リーダーが夜勤者へ申し送りをします。
いかに簡潔に、短時間で申し送るかが肝心です。
17:05 勤務終了
時間ピッタリに帰れる😆
と思ったら、明日の勤務割り振りをやるの忘れてた🤣🤣
後になって、やり忘れたあれこれを思い出すことが多いです。
勤務割り振りが、なかなか時間がかかるんです。
17:25 ようやく終わって帰りまーす。
いかがでしたでしょうか?
現場に実習に行けない看護学生さんや、復帰を考えている潜在看護師さんに、
病棟ってこんな感じってイメージが伝われば嬉しいです。
読んで下さってありがとうございました。
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