「今の仕事、このままでいいのかな」
「何か始めたいけど、具体的に何がしたいのかわからない」
「毎日忙しいけれど、この先もずっと同じ働き方でいいのかな」
そんなふうに感じたことはありませんか?
私自身も、看護師として働きながら、ずっとモヤモヤを抱えていました。
看護師という仕事にやりがいがないわけではありません。
安定した収入もあり、誰かの役に立てる仕事でもあります。
それでも、心のどこかで「このままでいいのかな」「本当に自分がやりたいことは何なんだろう」と感じていました。
そんな時に出会ったのが、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』という本です。
この本をきっかけに、私は自分の価値観、得意なこと、好きなことを整理する自己分析を始めました。
ただ、本を読んだだけでは、最初からスムーズに答えが出たわけではありません。
質問に答えながら、過去の経験を思い出したり、自分が何に怒りを感じるのかを考えたり、時間をかけて少しずつ整理していきました。
この記事では、私が実際に行った自己分析の流れを、具体例つきで紹介します。
「やりたいことがわからない」
「自己分析をしたいけど、何から始めればいいかわからない」
「本を読んでも、いまいち自分に落とし込めなかった」
そんな方の参考になれば嬉しいです。
やりたいことがわからない理由

やりたいことがわからないのは、決して意志が弱いからではありません。
むしろ、毎日を一生懸命生きている人ほど、自分の本音がわからなくなりやすいと感じます。
仕事、家事、育児、人間関係、お金の不安。
目の前のことをこなすだけで精一杯だと、「自分は本当は何がしたいのか」を考える時間がなくなってしまいます。
さらに、大人になるにつれて、こんな考えが強くなりませんか?
- 安定した仕事を手放すのは怖い
- 好きなことを仕事にするなんて難しい
- 今さら新しいことを始めても遅い
- 家族や生活のことを考えると挑戦できない
- 自分には特別な才能なんてない
私もそうでした。
看護師として働き続けることが、一番現実的で安全な道だと思っていました。
でも一方で、心の奥には「もっと自分らしく働きたい」「お金や時間に余裕を持ちたい」「夢中になれることを見つけたい」という思いがありました。
やりたいことを見つけるには、いきなり職業や副業を決めようとするのではなく、まず自分の内側を整理することが大切です。
そのために必要なのが、自己分析です。
自己分析は3つの視点で考える

自己分析と聞くと、就職活動のイメージがあるかもしれません。
でも、大人になってからの自己分析は、これからの働き方や生き方を考えるためにも役立ちます。
私が自己分析で特に大切だと感じたのは、次の3つです。
やりたいことを見つける3つの視点
- 大事なこと=価値観
- 得意なこと=才能
- 好きなこと=情熱
「好きなこと」だけで仕事を考えると、現実的に続けられないことがあります。
反対に、「得意なこと」だけで選ぶと、成果は出ても心が満たされないこともあります。
また、「価値観」がずれていると、どれだけ条件がよくても、どこかで苦しくなってしまいます。
だからこそ、価値観・得意なこと・好きなことを整理し、それらが重なる部分を探していくことが大切です。
ステップ1|価値観を見つける

やりたいことを見つけるために、まず考えたいのが「価値観」です。
価値観とは、自分が人生で大切にしたいことです。
どんな働き方をしたいのか。
どんな暮らしをしたいのか。
どんな人でありたいのか。
何に喜びを感じ、何に違和感や怒りを感じるのか。
そうした自分の軸を知ることで、これからの選択がしやすくなります。
尊敬する人から価値観を探す
最初に考えたのは、「尊敬する人や好きな人は誰か」という質問です。
私が思い浮かべたのは、好きなことを仕事にして発信している主婦YouTuberさんでした。
向上心を持って、自分の好きなことを仕事にしている姿。
いつもポジティブで、見ている人を笑顔にできる雰囲気。
そういう姿に強く惹かれていました。
また、周囲の友人や先輩では、誰に対しても思いやりを持って接する人を尊敬していました。
ここから見えてきた価値観は、次のようなものでした。
- 向上心
- 成長
- 充実感
- ポジティブさ
- 思いやり
- センス
自分が尊敬する人には、自分が大切にしたい価値観が隠れています。
「なぜその人に惹かれるのか」を考えると、自分の本音が見えてきます。
過去の経験から価値観を探す
次に考えたのは、「今の自分に大きな影響を与えている過去の経験」です。
私は、どちらかというと裕福ではない家庭で育ちました。
家は古く、友達を気軽に呼べるような環境ではありませんでした。
学校が休みの日には家業を手伝うこともあり、「もっとお金や時間に余裕のある暮らしがしたい」と強く思っていました。
看護師になった理由にも、「女性でも収入を得やすい」「手に職をつけられる」という考えがありました。
また、父は休みもほとんどなく、朝早くから夜遅くまで働いていました。
そんな父を尊敬しています。
でも同時に、健康を犠牲にして働き続ける人生はつらいとも感じていました。
この経験から、私の中には次のような価値観があることに気づきました。
- 経済的な豊かさ
- 時間の余裕
- 心身の健康
- ゆとりのある暮らし
過去のつらかった経験や、強く印象に残っている出来事には、自分が本当に求めているものが隠れていることがあります。
社会への不満から価値観を探す
価値観は、「怒り」や「不満」からも見えてきます。
私が今の社会に足りないと感じるのは、時間と心のゆとりです。
みんな忙しすぎて、自分のことで精一杯になっている。
スマホばかり見て、目の前の人を見ていない。
周囲への思いやりが薄れているように感じることもあります。
また、職場や家庭で整理整頓ができていなかったり、「誰かがやってくれるだろう」と人任せにしている場面を見ると、モヤモヤします。
人によって態度を変える人や、相手の立場に立って考えられない人にも違和感を覚えます。
ここから見えてきた価値観は、次のようなものでした。
- 思いやり
- 公平さ
- 責任感
- 整理整頓
- ゆとり
不満や怒りは、ただのネガティブな感情ではありません。
自分が大切にしているものを教えてくれるヒントでもあります。
子どもに伝えたいことから価値観を探す
自分の子どもや、誰かに助言するとしたら何を伝えたいか。
この質問も、自分の価値観を知るうえで役立ちました。
私が子どもに伝えたいのは、「自分の行動は自分に返ってくる」ということです。
人にやさしくすれば、人からやさしくされる。
自分がされて嫌なことは、人にもしない。
何かうまくいかないことがあったら、なぜそうなったのか原因を考える。
改善点を見つけて、もう一度チャレンジする。
反対に、「自分さえよければいい」「他人の気持ちは考えなくていい」という考えは伝えたくありません。
ここから見えてきたのは、思いやり、改善、克服、誠実さという価値観でした。
私の価値観のまとめ
ここまでの自己分析で出てきたキーワードを整理すると、私の価値観は次のようになりました。
私の価値観
- 向上心を忘れずに成長したい
- 夢中になれることを見つけたい
- お金と時間に余裕を持ちたい
- 心身ともに健康でいたい
- 思いやりのある人を増やしたい
- 自分も周りも豊かに暮らしたい
そして、私の仕事の目的は、次のようにまとまりました。
向上心を忘れず夢中になれることを見つけ、お金や時間に余裕を持ち、思いやりのある人を増やすこと。
この言葉が、自分の働き方や発信の方向性を考えるうえで、大切な軸になりました。
ステップ2|得意なことを見つける

次に整理したのが、「得意なこと」です。
得意なこととは、特別な資格や実績だけではありません。
自然とできてしまうこと。
人より苦なく続けられること。
周りから褒められること。
ついこだわってしまうこと。
そういうものの中に、自分の才能が隠れていることがあります。
充実した体験から得意を探す
私が一番充実していたと感じるのは、好きなカフェや雑貨屋さんを探して、車で出かけていた頃です。
雑誌を読んで、おしゃれなお店を調べる。
インテリアや雑貨の情報を集める。
実際に出かけて、好きなお店をはしごする。
その時間は、夢中になっていて、あっという間に過ぎていきました。
この経験から、私は「好きなものに対して情報収集すること」や「気になったことを実際に行動に移すこと」が得意なのだと気づきました。
イラっとすることから得意を探す
得意なことは、イラっとする場面からも見つかります。
私が日常でイラっとしやすいのは、やるべきことを後回しにされたり、整理整頓ができていなかったりする場面です。
また、予定通りに物事が進まないときや、黙々と作業したいのに何度も中断されると、ストレスを感じます。
これは裏を返すと、私が「計画的に進めること」「整理すること」「集中して作業すること」を大切にしているということです。
自分にとって当たり前にできることほど、できない人を見るとイラっとすることがあります。
つまり、イラっとすることの裏側には、自分の得意が隠れている場合があります。
周りから見た長所を聞く
自分の長所は、自分ではなかなか気づけません。
そこで、私は職場の人に自分の長所を聞いてみました。
すると、こんな意見が返ってきました。
- 優しい
- 広い視野を持っている
- 的確に判断して動ける
- ブレない、芯がある
- 周りに流されない
- 文句を言わずにしっかり仕事ができる
自分では意外に感じるものもありました。
でも、周りから見えている長所は、自分の得意を知る大きなヒントになります。
自己分析をするときは、身近な人に聞いてみるのもおすすめです。
仕事でやりたかったことから得意を探す
もし今の仕事を辞めるとしたら、もっとやりたかったと感じるのはどの部分か。
この質問に対して、私は「業務の無駄を省き、簡素化・効率化したかった」と感じました。
カルテの記録、日々の業務、職場の流れ。
もっとこうすれば楽になるのに、もっと効率よくできるのに、と思うことがたくさんありました。
小さな範囲では改善していたこともありますが、もっと大きな範囲で業務全体を整えたいという思いがありました。
ここから、私は「無駄を見つけること」「仕組み化すること」「効率化を考えること」が得意だと気づきました。
成果が出た経験から得意を探す
これまで成果が出たこととして思い浮かんだのは、宅トレです。
YouTubeを見ながら、休みの日に30分から1時間ほど体を動かすようになりました。
最初は続くか不安でしたが、始めてみると、ながら運動を取り入れたり、記録をつけたりすることで、少しずつ楽しくなっていきました。
体重、体脂肪、筋肉量をアプリで記録し、数字の変化が見えると達成感がありました。
この経験から、私は「成果を可視化すること」「記録すること」「小さく続ける仕組みを作ること」が得意だと気づきました。
私の得意なことのまとめ
ここまでの自己分析から、私の得意なことは次のように整理できました。
私の得意なこと
- 好きなものに対して行動力を発揮できる
- 情報収集に没頭できる
- 整理整頓が得意
- 優先順位を考えて行動できる
- 計画を立てて進められる
- 無駄を省き、簡素化・効率化を考えられる
- 成果を記録して可視化できる
- 一人で作業に集中できる
得意なことは、自分にとって自然すぎて気づきにくいものです。
だからこそ、過去の経験や周りからの意見を使って整理することが大切だと感じました。
ステップ3|好きなことを見つける

最後に整理したのが、「好きなこと」です。
好きなこととは、興味や情熱を持てる分野のことです。
時間を忘れて調べてしまうこと。
お金を払ってでも学びたいこと。
本棚に自然と増えているジャンル。
過去に救われたもの。
そうしたものの中に、自分の好きが隠れています。
お金を払ってでも学びたいこと
私がお金を払ってでも学びたいと思ったのは、整理収納です。
もともと整理整頓は自然とやっている方でした。
さらに、少ないもので暮らすことで、頭の中もスッキリして、人生が豊かになるという考えにも惹かれていました。
専門知識として整理収納を学べば、自分の暮らしにも役立つし、誰かの役にも立てるのではないかと感じました。
他にも、雑貨やインテリアについても興味があります。
おしゃれな空間、暮らしを整えるアイテム、心地よい部屋づくりには、昔から惹かれていました。
そして、実際に勉強してきたのがお金のことです。
お金の知識を学ぶことで、不安が少しずつ減り、行動できるようになりました。
本棚にあるジャンルから好きなことを探す
本棚を見ても、自分の好きなことが見えてきます。
私の本棚には、雑貨やインテリアの雑誌が残っています。
自己啓発本、お金の本、小説も多くあります。
コミュニケーションや人間関係に関する本もあります。
人付き合いは得意な方ではないので、克服したいと思って読んできました。
本棚にある本は、自分が何に関心を持ってきたのかを教えてくれます。
「なんとなく買った本」にも、自分の興味が表れていることがあります。
救われたものから好きなことを探す
私が救われたと感じるもののひとつが、お金に関する本や情報発信です。
お金の勉強を始めたことで、将来への不安を少しずつ減らすために行動できるようになりました。
また、YouTubeなどの情報発信にも大きく影響を受けました。
主婦YouTuberさんを見て、夢中になれることを見つけて毎日を充実させたいと思いました。
宅トレYouTuberさんを見て、体を動かす楽しさや、ポジティブに生きる大切さを感じました。
情報発信は、誰かの人生を動かすきっかけになる。
そのことを実感しました。
今こうしてブログを書いているのも、そうした情報発信者の影響が大きいです。
世の中への怒りから好きなことを探す
世の中に対して怒りを感じることも、自分の好きや関心につながります。
私は、人に思いやりを持てない人が多いことに違和感を覚えます。
SNSで個人が特定されにくいからといって、ひどい言葉を投げる人がいることにも怒りを感じます。
また、人生100年時代と言われる中で、老後資金は自分で準備しなければいけないという現実にも不安や疑問があります。
医療従事者も、本業だけに頼るのではなく、副業や収入の柱を増やす選択肢があっていいと感じています。
こうした怒りの裏には、「人がもっと安心して暮らせるようになってほしい」「お金や時間に余裕を持ってほしい」という思いがありました。
私の好きなことのまとめ
ここまでの自己分析から、私の好きなことは次のように整理できました。
私の好きなこと
- 整理収納
- 雑貨やインテリア
- お金の勉強
- 自己啓発
- 人間関係
- 情報発信
- 暮らしを整えること
好きなことは、単なる趣味で終わらせる必要はありません。
自分の得意なことや価値観と組み合わせることで、発信や仕事のテーマにつながる可能性があります。
価値観・得意・好きからやりたいことを考える

価値観、得意なこと、好きなことが整理できたら、それらを掛け合わせて「やりたいこと」を考えていきます。
私の場合、次のようなアイデアが出てきました。
- 整理収納の知識を深め、家事の無駄を省く方法を発信する
- 整理収納の成果を記録し、見える形で発信する
- 雑貨やインテリアの情報を集めて発信する
- 自己啓発や人間関係について学び、実践したことを記録する
- お金や時間に余裕を持つための暮らし方を発信する
この段階では、完璧な答えを出そうとしなくて大丈夫です。
まずは、思いつくものを出してみることが大切です。
やりたいことは、最初から一つに絞らなくてもかまいません。
出てきた候補を眺めながら、自分の価値観に合っているかを確認していきます。
仕事の目的でやりたいことを絞る

最後に、自分の仕事の目的に合うものを選びます。
私の仕事の目的は、次のようなものでした。
向上心を忘れず夢中になれることを見つけ、お金や時間に余裕を持ち、思いやりのある人を増やすこと。
この目的に合うものとして残ったのが、暮らしを整えることや、お金と時間に余裕を持つための発信でした。
たとえば、整理収納について学び、発信することで、家事の無駄を減らせるかもしれません。
家が整えば、探し物の時間が減り、気持ちにも余裕が生まれます。
お金の知識を発信することで、将来への不安を減らせる人がいるかもしれません。
お金や時間に余裕が生まれれば、自分にも周りにも少し優しくなれると思っています。
雑貨やインテリアの発信も、誰かが「好き」と思えるものに出会い、暮らしを楽しむきっかけになるかもしれません。
こうして考えていくと、私の中でブログや情報発信のテーマが少しずつ見えてきました。
お金、時間、暮らし、自己理解。
これらは別々のように見えて、私にとっては「人生を豊かにする」という軸でつながっていました。
自己分析でやりたいことを見つけるコツ

自己分析をして感じたのは、すぐに完璧な答えを出そうとしなくていいということです。
質問に答えても、最初はうまく言葉にできないことがあります。
「これで合っているのかな」と迷うこともあります。
でも、書き出していくうちに、何度も出てくる言葉や、強く反応するテーマが見えてきます。
私の場合は、次のような言葉が何度も出てきました。
- 余裕
- 思いやり
- お金
- 時間
- 整理整頓
- 効率化
- 情報発信
- 夢中になれること
このように、繰り返し出てくる言葉は、自分にとって大切なテーマである可能性が高いです。
自己分析をするときは、きれいにまとめようとしなくても大丈夫です。
まずは、思いつくままに書く。
その後で、似ている言葉をまとめる。
最後に、自分の中でしっくりくる言葉に整える。
この流れで進めると、少しずつ自分の軸が見えてきます。
まとめ|やりたいことは自己分析で見えてくる

「やりたいことがわからない」と悩んでいるとき、いきなり仕事や副業の答えを出そうとすると苦しくなります。
まず大切なのは、自分を知ることです。
今回紹介した自己分析の流れは、次の3ステップです。
やりたいことを見つける3ステップ
- ステップ1:価値観を見つける
- ステップ2:得意なことを見つける
- ステップ3:好きなことを見つける
私自身も、自己分析を通して、自分が大切にしたいものが少しずつ見えてきました。
お金や時間に余裕を持ちたい。
夢中になれることを見つけたい。
暮らしを整えたい。
思いやりのある人を増やしたい。
そうした思いが、今のブログや発信のテーマにもつながっています。
やりたいことは、ある日突然はっきり見つかるものではないかもしれません。
でも、自分の過去や感情、好きなことを丁寧に見ていくことで、少しずつ輪郭が見えてきます。
「何がしたいかわからない」と感じている方は、まずは紙やスマホのメモに、自分の価値観・得意なこと・好きなことを書き出してみてください。
その中に、これからの働き方や生き方のヒントがきっと隠れています。


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